斑尾だより

斑尾高原 田村ペンションのあるじが、思いつくまま書いています。

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古代の北信濃(9)

これまでの研究で、柳沢の銅戈は、製造されたのが弥生時代中期前半(約2200年前?)、埋められたのが(私の考えでは最後に埋められた)弥生時代中期後半ないしは、後期初め(約2000年前)とされています。
 銅戈が祭器として使われていたのはBC200年くらいからAD0年前後くらいの間ということになります。
 その頃の日本は歴史的にはどんな時代だったのでしょう。
 中国の史書から見れば「漢書 地理誌」に「夫れ、楽浪海中に倭人有り、分れて百余国を為す。歳時を以て来献す、と云う。」と、書かれた、ちょうどその頃になります。
 漢書を編纂した班固は西暦32年 - 92年に生きた人です。その頃の「倭人」は中国との交流もあり、中国の知識人には、よく知られた存在であったことが伺えます。
 志賀島で江戸時代に見つかった「漢委奴國王」の金印、あれを後漢の光武帝が授与した年が西暦57年ですから(後漢書東夷伝)その頃の九州は、かなり文化的に進んでいたと考えられます。
 又、あの邪馬台国の卑弥呼が登場するよりさらに約200年古い時代になります。

 その頃の日本のことが、もうすこし詳細にわかる資料はないのだろうか・・。
 残念ながら、現存する日本の古代資料で、その頃の年代を特定できるものはありません。
 「古事記」「日本書紀」に書かれたことで、年代的に特定できるとされているのは、古くても5世紀くらいのことで、それも、諸説有り、不確かというものがほとんどのようです。
 2000年前の日本が、政治地図的にはどうなっていたのか。九州では中国と交流があったことはわかっているのですが、それ以外の地域はどうだったのか。 
 同じように青銅器文化を持っていた地域がこの北信濃地方にもあったことが、今回わかったわけですが、それでは、九州など他の地域との関係などはどうなっていたのか・・・・
 日本の古代資料では、それらのことは全くうかがい知ることができません。
 例えば、「志賀島の金印」すら、「古事記」「日本書紀」には登場しないのですから・・
 
 さらに、日本の古代資料で不可思議なのは、「銅鐸」のことです。
 近畿地方を中心にあれほど大量に出土しており、九州、中国、四国地方で出土する銅矛、銅剣と並んで弥生時代青銅器の双璧をなすものなのですが、この銅鐸についても「古事記」「日本書紀」には一言も書かれていないのです。
 「古事記」「日本書紀」は、いわば「大和朝廷の歴史」です。その舞台となる奈良、大阪あたりで銅鐸が出土しないのならともかく、そこはまさに、銅鐸圏まっただ中なのです。それが、一言も触れられていない・・。
 きっと、そこにはとてつもなく、重大な理由があるのでしょうが、私などには、考えようもありません。
 ただ、このような状態ですから、2000年前の考古学的検証と古代史をすりあわせていくことは、とても難しい問題なのだろうと思います。
 
 (なんか、文章があやしくなってきました・・・・。飲みながら書いてるわけじゃないのですが)
 

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  1. 2008/04/10(木) 17:01:18|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

コメント

古代史は浪漫がありますね。
「根塚遺跡」の渦巻文装飾付鉄剣といい北信は朝鮮半島と
繋がりが深そうですね。
金属探知機で探したらまだまだ何か埋まっているかも・・・
っと思います。
  1. 2008/04/11(金) 13:31:26 |
  2. URL |
  3. 通りすがりの昆虫屋 #-
  4. [ 編集]

URLを置いていこうと思って忘れてしまいました。
中国大陸と弥生時代の銅戈に関する資料です。
既読かもしれませんが。

http://www.rekihaku.ac.jp/research/subsidy/douyoku_liaoxi.html
  1. 2008/04/11(金) 13:37:58 |
  2. URL |
  3. 通りすがりの昆虫屋 #-
  4. [ 編集]

根塚遺跡

通りすがりの昆虫屋さん

根塚遺跡は古墳ですね。前に「古墳時代の北信濃」の出土品を集めた特別展示を見に行ったことがあります。「鉄剣」も、見てきました。
古墳時代は、如実に朝鮮半島とのつながりを思わせますね。
 今年ももうすぐ柳沢遺跡の発掘が始まりますが、何か新しい発見がないかと楽しみにしています。
  1. 2008/04/11(金) 17:10:12 |
  2. URL |
  3. あるじ #-
  4. [ 編集]

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